豆乳を飲んで生理が遅れた理由は?大豆イソフラボンについて

豆乳 妊娠

豆乳を飲んで生理が遅れたことがある方は多いのではないでしょうか。少し前には、豆乳を飲むだけでOKという豆乳ダイエットなども流行っていましたので、ヘルシーで健康に良いというイメージがありますね。ここでは、豆乳を飲んで生理が遅れる理由と、豆乳に含まれる大豆イソフラボンについて詳しく書いています。

大豆イソフラボンのはたらき

豆乳を含む大豆製品に含まれている成分「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンに似た働きかあります。女性の体は、およそ28~32日の周期で卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つの女性ホルモンが分泌されており、やがて起こる妊娠の準備をしています。エストロゲンは発情ホルモンとも言われ、女性らしいからだつきを作ったり、心を穏やかにしてくれる作用があります。プロゲステロンは、妊娠の成立・維持に必要なホルモンで、基礎体温を上昇させています。

とは言え、大豆イソフラボンは大豆に含まれるたんぱく質やミネラルと違って、人間のからだに必須の栄養素ではありません。

豆乳を飲んで生理が遅れたのはなぜ?

では、豆乳をのんで生理が遅れた理由は一体なぜでしょうか。生理周期が毎月規則正しい方が、豆乳を飲んだことが原因で生理がおくれた場合、豆乳に含まれる大豆イソフラボンを大量にとることによって、一定のリズムで分泌されていたエストロゲンとプロゲステロンのバランスが、一時的に崩れてしまった可能性が考えられます。このような理由により、生理が遅れてしまう、またはいつもより早まってしまう、ということが起こり得ます。本来、豆乳を飲むことで女性ホルモン自体が増えたり減ったりはしません。しかしながら、女性ホルモンのバランスの乱れは、ほんのささいなことで生理に直結しますので、エストロゲンに似た作用をもつ大豆イソフラボンが、わずかながら影響をしたものと考えられます。

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豆乳は低脂肪高たんぱくで栄養価が高い

豆乳を飲む女性

「豆乳が原因で生理が遅れたり早まったり」と聞くとなんだか不安ですし、豆乳を飲まないほうがいいんじゃないか、と思われがちですが、ちょっと待ってください。そもそも、豆乳とは、豆腐を作る過程でできるおからを除いた乳状の液体です。乳製品アレルギーがある方には、牛乳の代用品としても知られている大豆加工品です。その豆乳のもととなっている大豆ですが、大豆のアミノ酸スコアは100とたんぱく質としての栄養価も高く、「畑の肉」とも言われています。豆乳は、その大豆のおよそ90%のたんぱく質が水にとけだしてできているため、低脂肪高たんぱく質の優れた飲料と言えます。なんでも、大量に同じものばかりを食べたり、偏った食事はからだも心もバランスを崩してしまいます。大豆製品は栄養価の高いものが多いですので、豆乳も上手に摂りながら栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。豆乳(大豆製品)のその他の栄養素としては、ビタミンB1、B2、葉酸、ビタミンEの含量が高く、カルシウムも含まれます。さらに抗酸化作用があり老化や病気を予防するサポニン、前述した女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが含まれています。

大豆イソフラボンは女性特有の悩みに効果的

大豆イソフラボンは、骨粗しょう症(骨粗鬆症)の予防更年期障害の症状の軽減に有効といわれています。また、生理前に起こるPMS(月経前症候群)の症状の緩和にも良いとされています。

更年期は50代だけじゃない!30代で更年期に似た症状も

更年期障害というと、閉経した女性に起こると思っている方が多いのではないでしょうか。人によって、症状の現れる年齢はさまざまですが、おおむね、40代半ば頃から徐々に卵巣機能が低下していき、少しずつ自覚症状があらわれてくる方が大半と言われています。中には、30代で更年期の症状がある女性もいます。これは、実際に卵巣機能が低下しているというよりも、ストレスやさまざまな理由によって自律神経の乱れから、更年期に似た症状がでている場合が多いです。

更年期障害の症状は?

更年期の特徴はなんといっても顔ののぼせです。手足は冷たいのに顔から上が火照って、まさに頭に血が上ったという表現がぴったりです。顔ののぼせによって、顔から滝のような汗が出る人も多いといいます。以下、おもな症状を見てみましょう。

[st-midasibox title=”更年期障害の主な症状” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]顔ののぼせ、ほてり、動悸、冷え、イライラ、不安、頭痛[/st-midasibox]

生理前に起こるPMSもイライラや不安、乳房の張りや腰痛など、人によって個人差がありますので症状はさまざまです。このような不調を大豆イソフラボンが軽減してくれるなら、豆乳を含む大豆製品を毎日の食事に取り入れていきたいですね。だからといって、摂り過ぎはかえって健康を害してしまう可能性がありますので注意してください。

大豆イソフラボンの摂取目安量

内閣府の食品安全委員会は、大豆イソフラボンの安全な一日の摂取上限量を70~75mg/日(大豆イソフラボンアグリコン換算値)としています。食品別で大豆イソフラボンの含有量を見てみると、豆乳100g(コップ1杯)に対して24.8mg、豆腐100g(1丁はおよそ350~400g)では20.3mgの大豆イソフラボンが含まれています。

あくまでも上限値として、豆乳であれば一日コップ3杯まで、豆腐なら一日3丁までにしておきましょう。

大豆イソフラボンの摂取目安量については、こちらにて詳しく確認できます。内閣府食品安全委員会事務局大豆イソフラボンQ&A

大豆イソフラボンを含む食べ物

大豆イソフラボンが、どのような食材に含まれているのかご紹介します。大豆を原料とする食品のほとんどに含まれていますが、原料大豆の種類や食品の製造方法などによってその含有量は異なります。

大豆イソフラボンアグリコンとしてmg/100g
食品名(検体数)
含有量
平均含有量
大豆(11検体)
88.3〜207.7
140.4
煮大豆(3検体)
69.0〜74.7
72.1
揚げ大豆(1検体)
200.7
200.7
黄粉(2検体)
211.1〜321.4
266.2
豆腐(4検体)
17.1〜24.3
20.3
凍り豆腐(1検体)
88.5
88.5
おから(1検体)
10.5
10.5
金山寺みそ(1検体)
12.8
12.8
油揚げ類(3検体)
28.8〜53.4
39.2
納豆(2検体)
65.6〜81.3
73.5
味噌(8検体)
12.8〜81.4
49.7
醤油(8検体)
0.7〜1.2
0.9
豆乳(3検体)
7.6〜59.4
24.8

厚生科学研究(生活安全総合研究事業)食品中の植物エストロゲンに関する調査研究(1998)より

まとめ

豆乳に含まれる大豆イソフラボンを大量にとることによって、生理が遅れたり、早まることがあります。豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあるため、からだから分泌されるエストロゲンとプロゲステロンのバランスが、一時的に崩れてしまったことが要因と考えられます。だからといって、豆乳をまったく飲まないというのは、個人的にはもったいない気もします。大豆製品を含む豆乳の栄養価は高く、更年期障害やPMSの症状の軽減に大豆イソフラボンは効果的です。年齢や体調、生活スタイルにあわせて摂り入れていきましょう。私自身は、独身時代不規則な生活をしていましたので、生理が2ヶ月~3ヶ月ほど来ないことがよくありました。なかなか来ないな~今月遅いな~と、もやもやしている時には決まって豆乳をガブガブと飲んでいました。すると、数日~数週間後には決まって生理がくるということがよくあったのです。あくまでも個人の体験なので、豆乳は関係なくたまたまかもしれませんし、なんとも言えませんが、当時の私のように女性ホルモンのバランスが乱れている人に対しては、良い効果をもたらしてくれるのかもしれません。1日の摂取目安量の上限に気をつけつつ、食事を楽しむことがなにより大切ですね。

この記事を書いた人

福祉施設で働く栄養士です。日本栄養士会所属。医療施設給食、料理教室講師、エステティックサロンで栄養指導をしてきた経験から、日々の食事の大切さを痛感しています。Webサイト構築、広告運用の営業も経験あり。

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